ESG投資について

2021/11/04

環境問題

　SDGsがこれほどまでに一般的に認知され、世界的に取り組まれるようになった理由の一つにESG投資が広まったことが挙げられます。本日は簡単にではありますが、ESG投資とは何か？と小宮山印刷のESG活動についてご説明します。

　ESG投資とは、投資家の投資判断の基準に企業の売上高や利益率などの財務情報のほかに、非財務情報である、環境・社会・企業統治の要素も考慮した投資のことです。特に、大きな資産の長期的な運用を行う機関投資家を中心に、事業の社会的意義や成長の持続性を評価するという概念が広まりました。

　ESG投資は、欧米を中心に世界中で広く浸透し、投資残高も年々拡大しつつあります。世界持続的投資連合(GSIA)によると、2020年の世界のESG投資額は35.3兆ドル（約3900兆円）で、18年比で15%増えたとのことです。

　日本国内においては、投資の意思決定プロセスにESGの視点を組み入れることなどを原則として掲げる国連責任投資原則（PRI）に年金積立金管理運用独立行政法人（GPIF）が2015年に署名したことでESG投資の拡大が加速しました。資産運用会社によるESG投資の推進も相まって、2020年の日本のESG投資額は32%増の2.9兆ドルにまで増加しており、今後も企業経営のサステナビリティを評価するという動きはより一層広まっていくものと思われます。

　小宮山印刷では、適切な在庫管理による廃棄物問題への対応、FSC認証紙などの積極利用による環境問題への対応のほか、ダイバーシティを尊重した新しい働き方の推進などに取り組んでおり、また今後も、コラムなどでESG活動情報の積極的な発信を行ってまいりますので、ぜひご覧くださいませ。ESG活動の一例としてご参考いただけますと幸いです。

～参考～

経済産業省さま　https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/esg_investment.html

日本経済新聞さま　https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB163QV0W1A710C2000000/